昨夜の我が家の食卓。

菜の花の辛し和え・こごみ、フキノトウ、タラの芽、白エビのかき揚げ・

いかなごのくぎ煮・若竹とわかめの吸い物。

目にも美しいご馳走が並びました。春ですね。

さて、ホームページをご覧頂き、仏事についての質問を

お電話頂いたことから、毎年何度かお電話をかけて来られる方、

仮にA様と致しましょうか。

ある時、何かのお話から、悩み事がないとおっしゃって、

今を大切に楽しく生きる。一日を大切に楽しく生きる。

多分今生を大切に楽しく生きる。

そのようなことをお話しなさいました。

悩みが無いから、ストレスを感じることもないそうです。

以下、A様のお言葉です。

「ご住職さんは大変ですね。由緒あるお寺に生まれて来られ、

仏門の関係や、人様の目。おかしな申しようですが、

手かせ足かせ、その上にご精進、楽しめない人生を

歩んでおられるのかと、お気の毒にすら思います。」

今一度、「住職のお話」をご覧ください。

嘘は一つも書いておりません。

人様からそのような印象を受けている。

少しばかり、考え込んでしまいました。

ちょうどその時お客様がみえ、お答えする間もなく

電話を切らせて頂きました。

いつも「住職のお話」を楽しみに待って頂いていると

お話しをしてくださったA様!私も貴方と同じです。

今を、この刹那を、一日を、そして一生涯を、楽しく頑張って

生かせて頂きますよ。大きな病気なく、障がい無く、

美味しいお酒が飲めて、好みの食べ物を頂いて、

あったかいお風呂に入れて、清潔な寝具で眠れて、

雨露をしのげて。青空の日は晴れやかで、

雨が降れば、心が洗われるようで清々しくて。

奇跡のような楽しい毎日です。

いつお電話が頂けるのか分かりませんので

「住職のお話」にて、お応えをさせて頂きました。

ホームページを通して、A様の他にも、ご縁が生まれました。

檀信徒様のみならず、一期一会で、これからも、

大切に丁寧に皆様と向き合わさせて頂きます。

そして、お知らせになりますが、今年も例年通り、

彼岸会大法要を、20日(月)9時〜12時で予定致しております。

檀信徒様に限りませんので、どうぞお参り頂きますように。

お問い合わせもお気をお楽に。

お待ち申し上げております。

                              合掌  
平成二十九年 三月 佳き日